Chocolate Journey〜 ショコラを巡る旅 〜

02.本場・フランス、ショコラを巡る旅。

2017年9月。サロン・デュ・ショコラ開催にあたり、重松バイヤーは本場のチョコレート文化を肌で感じるため、フランスへ向かいました。

現地だからこそ、知り得る空気。
サロン・デュ・ショコラを通じて交流があった職人(ショコラティエ)との再会、意見交換…。

チョコレートと向き合い続ける、ショコラティエの想いを受けた重松バイヤーに、滞在中のお話を伺いました。

フランス国内の移動は鉄道+車がメイン。景色を楽しむ余裕もほとんどありませんでした。

フランスに実際に足を運び、芽生えた感情

毎日試食の連続です。 重松:過去のサロン・デュ・ショコラでは、東京で開催される全国の担当者会議でフランスから届いたチョコレートを試食し、そこで選定したものを販売するという形でした。
しかし今回は、念願でもありました、実際に現地に赴き、「職人(ショコラティエ)の現場を拝見し、直接お話しを聞きたい。」という気持ちを叶える機会に恵まれました。
フランスに滞在していた2017年9月上旬からの2週間は、出来るだけ多くの店舗に足を運び、職人(ショコラティエ)の方がどんな想いで作品を制作しているのか?を聞いて回ることができ、充実した時間を過ごすことが出来ました。
普段から、本や現場を通じて勉強し、自分なりに知識をつけておりました。
が、やはり本人の口から直接想いを伺うことにより、本だけでは知り得なかった空気感、対面だからこそ感じることができる表情や感情、声のトーン、熱量を、肌で感じることができ、今まで以上に当イベントを通じお客様に本場のチョコレートをお届けしたい!という強い想いが芽生えました。

出展者を選ぶ基準

重松:基本的には優れたショコラティエですが、「現地のお客さんや現地の人からどのくらい愛され、支持されているのか?」といった点も考慮しています。そこから、私たちが「なぜこのブランドが愛されているのか」、「どういった店舗なのか?」を調査し、出展者を絞っていきます。

本場のサロン・デュ・ショコラ業界について

重松:フランス(パリ)がやはり、サロン・デュ・ショコラの本家なので、変わらぬ人気を見せておりますが、最近は日本人ショコラティエや日本のブランドも注目度が高いです。日本人特有の細かい技術、素材の良さや深み、強さなどが理由の一つなのではないかと思います。

滞在中に、様々なショコラティエの方やお店との交流を深めていく中で、フランスにおける日本の食材の使われ方も変わってきていると気づきました。

今までは、「日本=抹茶」という認識が一般的で、日本をアピールするチョコレートを製作する際、抹茶をアクセントに使用するショコラティエが多くおられました。

しかし、今フランスで日本の素材をアクセントに使用する場合、「抹茶」だけではなく、「ゆず」や「かぼす」さらには「わさび」といった、多種多様な日本の素材を組み合わせて作品作りを行なっており、日本は抹茶だけではない、という認識が現地では一般的になりつつあることです。

パリ以外の地方にも足を運びましたが、そこでも地元の素材を使用し、地元を盛り上げたい、地元の良さを知ってほしい、という想いを持って活動されているショコラティエが多いことを知りました。

地方都市である福岡にて働いている私たちにも、通じるものを感じ、応援したい気持ちになるのと同時に、彼らのようなこだわりを持ち、工夫されているショコラティエが、業界を牽引する時代が来るのかもしれない、と感じました。

フランス滞在中の印象的な出来事

今回初めて来場いただけるカンタン・バイィさんと。 重松:以前、福岡にお越しいただいたショコラティエ「ニコラ・ベルナルデ」氏や「フランソワ・ジメネーズ」氏と現地にて再会し、意見交換できたことが印象的でした。お二人とも、「福岡は食べ物も美味しく、景色もきれい。さらには人も素晴らしく、大変いい街だね」と絶賛してくださいました。

私たちが住んでいる街を、本場のショコラティエに知っていただき、彼らが住んでいる場所へ足を運ぶことにより、お互いの価値観を少し共有できた気がしています。互いに素材や、新しい商品の話をしたりする中で、「こうすれば面白いかも!」「こうすれば、もっと良くなると思う。」といった建設的な意見交換もできました。

2019年には福岡のある素材を使った特別なチョコレートができるかも!?

  • 現地で受けた「インスピレーション」
  • 当事者と語ることで生まれた「新しいアイディア」
  • 今まで発見できなかったことへの「気づき」

以上を踏まえ、今までにない経験ができたことが、フランス滞在の大きな収穫だったと思います。

―――本場フランスへ足を運び、刺激をたくさん得た重松バイヤー。
岩田屋にて開催されるサロン・デュ・ショコラは、どんな企画が生まれたのか?
最終回に当たる次回は、サロン・デュ・ショコラ in 岩田屋本店での楽しみ方、オススメのショコラティエ、独自企画を伺います。

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